災害時には車中泊をしたことがある経験が非常に大きいアドバンテージになると実感している管理人が、必須で必要になる車中泊グッズと、できればあったほうがいい便利なグッズを経験則からご紹介します。ぜひ皆さんの防災に役立ててください。
災害時は車中泊の体験が役に立つ。必要なものを経験則から紹介します
目次
こんにちは管理人です。
皆さん車中泊をエンジョイしてますか??
管理人は最近仕事が忙しくてぜんぜん行けてません汗
さて本題ですが、年が明けてこのくらいになると自然と防災意識が高まります。
あの3.11が近づいてくるからです。
リアルタイムで被災した身からすると、やはり否が応でも意識せざるを得ませんよね。
私が車中泊を始めた理由が、実は3.11を経験したからなんです。
今でも鮮明に思い出せるのが、携帯電話が繋がらず家族・友人・知人・恋人との連絡が一切取れず、地震の恐怖と寒さに震えながら車の中で一夜を過ごした状況。
まるで昨日のことの様に覚えています。
この経験をきっかけに、災害時における自衛の手段をスキルとして体得すべく、趣味として車中泊を始めました。
車中泊を快適に過ごす術を知ること、身に着けることは、いざというときに役に立つ人生の資産になると私は考えています。
前置きが長くなってしましましたが、車中泊の経験豊富な私の実体験ベースをもとに、災害発生時の車中泊で
- 必須の車中泊グッズ
- あるとより良い車中泊グッズ
をまとめてご紹介します。
これから車中泊を始めたい人や車中泊のクオリティを上げたい人は、よかったら参考にしてみてください。
それでは参りましょう。
災害で役に立つ『必須の車中泊グッズ』
まずは管理人が『これは絶対に用意しておいた方が良い』と思う役に立つ必須の車中泊グッズからご紹介。
寝袋・シュラフ
寝袋・シュラフは絶対に必要です。
冬の車中泊はどんな地域だろうが極寒です。
降雪が多いところならなおさら寝袋・シュラフが必須の車中泊グッズです。
かく言う私は震災時に寝袋の類を一つも持っていなかったので、当時の所持品で厚着をしたり毛布を車に持っていったりとできる限りの防寒対策を施しましたが、あまり効果は感じられないまま一夜を過ごしました。
フリースを着込んでその上から毛布をかぶってもめちゃくちゃ寒かったです。
そういった経験から思うのは、冬の車中泊を耐え凌ぐためには気温に適した寝袋・シュラフがあれば事足りるケースがほとんどではないのか?ということ。
冬の車中泊・キャンプを何度も経験していますが、やはりその気温に適した寝袋・シュラフに包まれると快適に眠ることができるのは間違いないですからね。
過去記事で一万円以下で購入できる寝袋をまとめた記事がありますので、よかったら参考にしてみてください▼
我が家もそうなんですが、家族に犬・猫がいらっしゃる場合は災害時に避難所に入れないこともあるので、犬・猫が快適に過ごせるよう用意してあげる準備も必要になります。
そんなケースを想定し、我が家では犬用の寝袋も購入しました▼
よかったらそちらも参考にしてみてください。
モバイルバッテリー
通勤中の防災グッズ一覧でもご紹介しましたが、モバイルバッテリーも必須でしょう。
災害の影響で停電してしまうと携帯電話の充電ができません。
当時もそうでしたが、やはり遠方で暮らす家族・友人・恋人の安否確認が取れないと不安に苛まれます。
電波が復旧したときに携帯電話が電池切れで使えないのは心許ないので、モバイルバッテリーも必須の車中泊グッズだと思います。
私が愛用しているのはコチラの記事で紹介しているモバイルバッテリーです▼
『モバイルバッテリーより安く済ませられる充電方法ないかな?』って方には車のシガーソケットから充電できるガジェットを準備しておくのもいいかと思います▼
とにかく、平静を保つためにも携帯電話の充電がきれないようにするための備えが必要です。
ヘッドライト
『え、それ必須??』って思うかもしれませんが、私は必須だと思っています。
理由としては、夜間の作業で絶大な力を発揮することを身をもって知っているからです。
事実、災害時に電気が復旧しないまま街灯もない闇の中で防寒道具などをマンションの4階から駐車場まで運ぶ作業が非常に危険だと感じたからです。
街頭のない夜の闇の中での作業は『両手を自由にできる光源はとても役に立つ』ことは車中泊・キャンプで身をもって知ることができました。
なので是非、ヘッドライトを防災グッズの一つに加えることを検討してみてください。
ちなみにですが、個人的には電池式より充電式の方が好きです▼
理由は消耗品の乾電池を買い続けることが好きではないからです。
食料・非常食&飲料水
1日〜2日分くらいの非常食&水は車の中に常備しておくと良いでしょう。
3.11のときは発生直後からコンビニやスーパーに長蛇の列ができ、まともな食料を確保するのが困難でした。
やっと店内に入れたと思ったら残されてるのは乾き物のおつまみやお菓子が少しある程度で、ご飯系の食料は一切ない状況でした。
飲料水にしても同様に品切れで、アルコールの類が売っているだけでした。
食料や飲み物のジャンルは問いませんが、普段から自分が食べ慣れているものがいいと思います。
非常食だからと言って無理にそれ専門の食料や飲水を購入したとしてもいざ口にするときに慣れておらずストレスが溜まってしまうと元も子もありませんからね。
ちなみに私はカップ麺の類を箱買いしたり(カップラーメンが大好きなので)、水に関しても同様に箱買い+株の優待で飲料水をもらったりしてストックしています。
それらの保存先を
- 家の中
- 車の中
- 防災用カバン
- 通勤用カバン
などに分散して状況に合わせて持ち運べるように備蓄しています。
災害で役に立つ『あるとより良い車中泊グッズ』
続きましては『なくてもいいけど、あったらより快適になる』車中泊グッズを紹介します。
ポータブル電源
ポータブル電源はあると絶対に役に立ちます。
携帯電話の充電はもとより、先に紹介したヘッドライトや後述するホットカーペットなどのあらゆる充電デバイス・ガジェットの充電で使えますし、そもそもモバイルバッテリーとは容量がケタ違いなので、何日間続くかわからない被災状況の中では安心材料にもなります。
また、ソーラーパネルを接続することにより、太陽の自然エネルギーで充電することができる製品もあるので、自然災害によって送電が止まってしまう停電状態でも充電することが可能です。
大変便利なポータブル電源のデメリットとしてはやはり値段が張ることですが、防災の準備品としては絶対に役に立つので、一家に一台持っておいても損はないと防災アイテムではないでしょうか。
私が使っているのはこちらのポータブル電源▼で、お求めやすい価格で初心者でも手が出しやすいかなと思います。
公式サイトはこちらから▼
ただ最近は蓄電容量がもう少し大きいものが欲しくなってきたので、もしかしたら新しいポータブル電源を買うかもしれません。
(どこのメーカーにするかは物色中ですがJackeryのポータブル電源が気になっています)
新しいポータブル電源を購入した際は、またブログ内でレビュー記事を作りますのでお楽しみに。
ホットカーペット
ポータブル電源を持っていることが前提になってしまいますが、冬の車中泊においてはホットカーペットがあるとQOLが爆上がりすること間違いなしです。
というか、寝袋に入るまではこのホットカーペットがないと車内活動時の下半身が冷たすぎて結構しんどいです。(経験則)
私が持っているのは1人が横になったら目一杯の大きさのものですが、もし車内寸法にピッタリのものがあったら大きいものを買ったほうが良いです。(これも経験則)
冬の車中泊は寝袋に入っていたとしても底冷えで体と床の接地面がどうしても冷えてくるので、ホットカーペットに限らず敷物はあったほうが快適性が上がります。
非常用トイレ
電気や水道が止まってしまったら必然的にトイレ問題も発生します。
生理現象なので止めようにも止まらないこの問題、まぁ自分1人でしたら自宅のトイレに流さずに溜めておくというのも手ですが、人と一緒だとそうもいかないですよね。
そんなときのために非常用トイレを準備しておくと良いでしょう。
一日に何回トイレに行くかは個人差が大きい問題ですので、なるべく多く入った製品がおすすめです。
私は▼を実際買ってみて匂い漏れなどを確認・検証してみましたが、この製品はマジでおすすめなので、非常用トイレをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
と言うわけで、私の経験則で
- 必須の車中泊グッズ
- あるとより良い車中泊グッズ
を紹介させていただきました。
やはり夏より冬を想定した準備のほうが大事かな、と経験的に思っています。
夏は夏で熱中症対策など考えなければいけませんが、冬の寒さに比べたらやはり準備に対する物量は少なくてすむので、やはり
『冬の自然災害で車中泊するはめになったら』
を想定した念入りな準備・対策をしておくことが大切かなと考えています。
また新しく追加したものに関しては追記してご紹介させていただきます。
皆さんの良き車中泊ライフの参考になりましたら幸いです。
ではまた!
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