DIY初心者が丸ノコを使うのはキックバックが怖いので、だったら【スライド丸ノコ】のほうがまだ安心なんじゃないか、ってお話です。
とは言えどちらも危険なことには変わりないので、おそらく『この使い方だけで大抵の加工は事足りるだろう』という使い方&事例を注意点とともにまとめましたので、初心者の参考になれば幸いです。
DIYerにスライド式丸ノコをオススメしたい理由はズバリ「丸ノコよりは若干危なくないから」
目次
こんにちは、@車中泊ライフです。
今回はスライド丸ノコについてちょっと語らせてくれ。
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初心者DIYerには「スライド式丸ノコ」をオススメしたい
いつだったか忘れたんだけど、過去に「危ないからDIY初心者に丸ノコはオススメしない」って記事を書きました。
まぁなんつーか、元プロとしてね、その身をもって「丸ノコがいかに危ないか」ってのを実体験で味わってきた人生なので、初心者に向かって軽々と「いやほんと丸ノコ便利っす。最高だから買ったほうがいいっすよ」なんて言えないですよ。
もちろん買うか買わないか、使うか使わないかはその人の勝手だし、それこそ自己責任で好きにすればいいと思うんだけど、一応元プロの端くれとして警鐘は鳴らしておきたいなぁと思いまして、上記の記事を書いた次第です。
とは言えやっぱり、DIYにのめり込めば「丸ノコ」的な、「自宅で切りたいときにその場で木材加工できる」電動工具は欲しくなるとも思うんですよ。
気持ちはよくわかります。
なので今回は、構造や原理は同じだから危険度は丸ノコと遜色ないんだけど、おそらく世間一般的な、簡単なDIYにはこれ一台で事足りるであろう、しかも「丸ノコよりは若干危なくはないかなぁ」と個人的に思う電動工具「スライド丸ノコ」について語らせていただこうかなと。
スライド丸ノコについて
何度もしつこいくらい言いますけど、前提として、「スライド丸ノコ」も「電動丸ノコ」も原理は一緒で危険度も変わりないです。
ではなぜ「丸ノコよりは危なくないのか」と言いますと、丸ノコには「キックバック」という恐ろしい現象が発生します。
この「キックバック」という現象についてはコチラを参照していただきたいんですが、今回ご紹介したい「スライド丸ノコ」にはキックバック現象が起きません。
厳密に言うとキックバックと似たような現象は起きますが、仮に起きたとしても、丸ノコと違って「本体が回転したままあらぬ方向に走り出す」という予測不能な動きをしないので、若干「丸ノコよりはオススメできる」という塩梅です。
ということで早速、私の愛機を使って「どのような仕組みでどんなことができるのか」を説明したいと思います。
*細かい性能は端折って、大まかに説明していきますことご了承ください*
スライド丸ノコの使い方1・垂直・直角に切る
もうこれは見なまで言うなって感じですが、まず、
1・台の上に切りたい木材を乗せる
2・背面部のストッパーに木材を当てて固定する
3・トリガーを押しながら回転する刃を下ろす
という手順。
まぁ難しいことはないですね。
これで直角に木材を切ることができます。
スライド丸ノコの使い方2・45度に切る
おそらく、ご家庭でのDIYでも「45度」に切りたい場面ってけっこう多いと思います。
そんなときは、
▲卓上のメモリ(上の写真は0になってます)を
▲の「10/10」というメモリまで卓上を回転させてから
1・台の上に切りたい木材を乗せる
2・背面部のストッパーに木材を当てて固定する
3・トリガーを押しながら回転する刃を下ろす
▲この手順で45度にカットすることができます。
(メモリ表記はメーカーによって違うかもしれません)
切り口はこんな感じ▲ですね。
これはどんなときに使えるかというと、例えば
・テーブルの枠の四隅
・額縁の四隅
なんかをこういう45度にしてあげると「お、洒落てんな」ってなりますね。
それと、45度に加工する方法はもう一つありまして、
▲この本体の背面にあるダイアル(メモリは0を指している)を、後方の黒いレバーを緩めてメモリを45にしてあげると、本体上部が横に倒れて45度になります▼
逆側にも倒すことができます。
▲このように、木材の厚みなどに合わせて2種類の加工方法を選ぶことができます。
角度調整の注意点
ここで注意点なのですが、▲のように上部を倒して切るとき、そして一度倒して再び90度、つまり垂直に戻して使うときには、黒いレバーがキチンと締まって固定されているかを必ず確認してからトリガーを引いてください。
緩んだままだと何かの拍子に上部が横に倒れ、木材を抑える手を切ってしまうケースもあります。
ぶっちゃけますと、むかし私はそれで大怪我をした経験がございます。
実体験をシェアすれば、身を引き締めてお使いいただけるのではないかと思いましてね。
ほんっと危ないからマジで気をつけましょう!!!
集塵機に接続すればオガクズの飛散も軽減できるよ!
ちなみに▲は愛用しているマキタ社製の集塵機ですが、吸引ホースの先端をちょっと細工(例えば布を巻いて経を太くしてあげるなど)してあげると、他社製品とでも接続することができるので、オガクズ飛散を軽減することができます。
ご家庭でのDIYはご近所への配慮、マナーも大切ですからね。
集塵機については下記エントリーに詳細を書きましたので、そちらも併せてご覧ください▼
スライド丸ノコのまとめ
おそらくですけど、ご家庭でのDIYでスライド丸ノコを使う場合は、だいたいが▲の方法で事足りるんじゃないかなぁと思います。
なにはともあれ便利な道具には必ずリスクが潜んでいるものなので、そこんとこを念頭に、安全第一でDIYを楽しんでいただければなぁと思っております。
ではまた!
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